大会長挨拶

岩手医科大学医学部医学教育学講座 地域医療学分野 教授
伊藤 智範

 第7回日本臨床薬理学会北海道・東北地方会へ、ようこそお越しくださいました。新緑の季節に、岩手山を望み、自然の緑と清流、そしてレトロで個性溢れる街並みが調和したこの盛岡で開催させていただくことができまして、関係各位に深く感謝申し上げます。

 本地方会のテーマ「戮力協心(りくりょくきょうしん)」は、全員の力を結集し、一致協力して目標に到達することがその意味とされております。「いま臨床薬理が乗り越えるべき本質を捉える」というサブタイトルは、研究上のさまざまな規制が敷かれる中で、研究倫理を踏まえながら、①臨床研究を効率的・効果的に推進するために、必要なノウハウを皆で共有すること、②そして解決すべき課題をどうクリアーするかを追求するために、必要なことはなにかを参加者が捉える、という意味で設定いたしました。

 コロナ禍で満足に対面開催ができなかったこの数年間を払拭するつもりで、今回の学会の準備を進めてまいりました。中でも、実行委員長の工藤賢三先生がその大きな役割を果たしてくださり、充実したプログラムを用意することができました。特に、昨年度から新支部長にご就任になった三浦淳先生には教育講演をお願いしております。そのほか、シンポジウム、コーポレートセミナーと充実した内容を提供できるようにいたしました。また、一般演題は日ごろの研究成果を発表していただく貴重なセッションですので、建設的で実りある議論を期待しております。

 最後に、本地方会が記憶に残るものになるよう、スタッフ全員で進めてまいります。閉会、ならびに時間の許す限り懇親会までどうぞよろしくお願いします。


実行委員長挨拶

岩手医科大学薬学部臨床薬学講座 臨床薬剤学分野 教授
工藤 賢三

 大会長である伊藤智範先生の下、実行委員長を務めさせていただいております。本地方会では、北海道・東北の臨床薬理に携わっている方々の力を主にお借りしながら、テーマであります「戮力協心」に即した内容でプログラムを用意できたものと思っております。また、本会の開催形式はコロナ禍以前と同じように完全オンサイトとさせていただきました。また、ささやかではありますが懇親会も準備いたしました。関係者が集い、情報交換と親睦の場として価値ある時間を共有して頂ければ有り難く存じます。

 開催にあたり実行委員一同、実りのある地方会を目指し、鋭意準備を進めております。本地方会が、議論と親睦を深める良い機会となりことを心より願っております。